Surrounded By Football -サッカーライターが考える-

自分は、サッカーを中心にスポーツ全般を扱う場所に軸足を置きつつ、書くこと以外にもさまざまな仕事をしています。スポーツに囲まれて毎日を送る事ができて幸せです。ここでは、サッカーのことも書きますが、それ以外の話題も。アウトプットの場として用意したものです。シェアして頂けましたら喜びますので、よろしくお願いします。

読書は本当に誉められるべき行為なのか

あけましておめでとうございます。頑張って週1で書きます。ここに宣言。

 

自分、本が好きです。移動時、というか外出時には常に本を携帯していないと気持ち悪くなってしまうので、持ち歩くようにしています。2冊は持っていたいです。ある意味、病的な匂いもします。


もちろん、図書館の利用頻度もかなり高いです。お目当ての本がない場合は購入希望を出します。最初から買えよ、と思う人もいるかもしれませんが、新刊となると新書や文庫でも600円~1000円ほど、ハードカバーだと2000円前後と、出費は小さくありません。なので、まず図書館で買ってもらって、読む。で、それを読んで”手元に置きたい”と思えば買いますし、そうでなければ買わない。そういうスタンスでやっています。こんなこと、内田樹さんも言ってたような気がするな・・・と思っていたら、ありました。これです。

無償の文書に万人がアクセスしやすい状況を作れば、多くの人が読書に勤しむ機会も、そのきっかけを与えることが出来るってことじゃないんですかね。それを信じている(?)から、内田さんは自身のテキストを広く公開してるのかなと。

 

ちょっと話がそれました。とりあえず、自分は本が好きで、外出時には持ち歩いて、図書館も頻繁に利用して、本を読むんですよ。
それでカバンに入っている本や、自分が読書をしているところが友人や仕事で会った人とかの目に留まることが多々あります。

 

そこで良く言われる言葉がありまして。 

 

「本をちゃんと読んでるなんて偉いね」(特に目上の人から)

「レポート用じゃないの?すごいね」(年下や同い年。主に大学で) 

 

こういうのがすごく多かった。今でもよく言われます。そのたび「えっ」て思ってしまう。長らく感じていることなんですけど、世の中、というとちょっと大げさなので、"少なくとも自分が活動するコミュニティ"(一般の人よりも広く活動している自負はあるので参考にはなると思います)では、"読書”という行為が何か素晴らしいもの、という概念が蔓延っている気がする。

 

小学生の頃「漫画読んだりゲームばかりしていないで本でも読みなさい」みたいな言葉をお母さんに言われた経験がある人もたくさんいるのではないでしょうか。多分この名残で"読書=どこか崇高な行為”という概念が少なからず多くの人の脳内にインプットされている気が。崇高は言い過ぎかもしれませんが。

でも決してそんなことないと思います。そもそも漫画やゲームから得られるものは言うまでもなく多いし、大切なことは漫画から教わったという人、たくさんいるでしょう。そういうmixiコミュニティもあったし、けっこう参加人数も多かった。

 

そもそも漫画、本、アニメ、映画とかって同じ娯楽のコンテンツとして並列されるべきであり、内容で秤にかけられるべきでしょう。

 

本、漫画のような括り、"ハード自体"に優劣を付けるのは愚かな行為ではないか?と。

それよりもその内容、"ソフト"で勝負すべきものじゃないか、と。

 

先ほどのお母さんの言葉を借りると

 

xboxなんてつまらないのやってないでそれより面白いPS3やりなさい!」

 

って感じだろうか。(あくまでも例です。xboxをディスっているわけではありません。念のため)

 

xbox=つまらない

PS3=面白い

 

みたいな偏見を持っているのと一緒だと思います。これ、おかしいでしょう。

本と漫画はゲームのハードほど均一ではないことは承知ですが、上記の例で上げたこともまんざら見当違いでもないと思います。

 

ようは

「全国の子どもたち、漫画ばかり読んでいることに何か口出されてもめげるな!ただいろんな種類の漫画を読め!あと本も読んでみ!新たな発見あるかもよ!」

ってことです。

おかしな偏見はなくなれ、と。

 

色んなコンテンツに触れることで得られる知識・教養・関心はあると思うし、それが人生の指針を決めたり、自身が本気で勉強したいと思える分野に出会えるきっかけにもなると思います。なので本にも漫画にも、幅広く触れることが一番じゃないでしょうか。自分も最近アニメ見始めました。おすすめあったら教えて下さい。

 

では、今日はこんなところです。

 

 

アドルフに告ぐ (1) (文春文庫―ビジュアル版)

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