Surrounded By Football -サッカーライターが考える-

自分は、サッカーを中心にスポーツ全般を扱う場所に軸足を置きつつ、書くこと以外にもさまざまな仕事をしています。スポーツに囲まれて毎日を送る事ができて幸せです。ここでは、サッカーのことも書きますが、それ以外の話題も。アウトプットの場として用意したものです。シェアして頂けましたら喜びますので、よろしくお願いします。

少し前に話題になった母校・成蹊大学の図書館について語る

確か今年の頭くらいだったか。成蹊大学の図書館がNAVERまとめの記事に上がって、ちょっと話題になった。

どこの未来都市?成蹊大学の図書館がとんでもないことになっている

あと、どうも先日のZEROでもちらっと映ったようだ(親からメールがきた)

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大学時代、自分はかなりの頻度で図書館に行っていた。2008年度入学生の中でも図書館のゲートを行き来した回数は誰にも負けないと自信を持って言える。とういうのも、授業をサボって、金曜の夕方に飲み会を断ってまで図書館に行くような日々。はっきりいって女の子と遊ぶよりも図書館にいるほうが好きだったかもしれない。割とインドアな人間です。土曜も行っていた。思い出しながら書いているが、なかなか狂っている。とにかく、それくらいこの図書館が大好きだった。入学する大学を選ぶ際、いくつか存在した選択肢の中から成蹊を選んだのもこの図書館の存在が大きい(もちろん一番の理由ではない)。

で…この記事について。なかなかいいことが書かれているが、今見返してみたら情報量が割と少ない。この1ページだけでこれだけのPVを稼いで、バズらせたのはなかなか凄い。しかし、書いていてほしい部分が端折られているのも事実。

という訳で、補足事項、というか図書館についての客観的事実や主観的な感想をここにがんがん書いていこうと思う。良い所と悪いところの2に分けた。"これうちの大学の図書館でもできるよw"みたいな突っ込みはなしでお願いします…

 

◯良い所

1:図書の購入希望を出せる

これは相当でかい。3年になったときくらいに初めて知ったのだけど、通学時、吉祥寺駅を下りてアトレの本屋に寄る。そこで目に止まった本を記憶して、図書館に直行し1度に2,3冊の希望を出す。これをほぼ毎週やっていたような気がする。記入用紙には購入理由を記す欄があるのだが、"教養のため"しか選択した記憶が無い。他には"卒業論文のため"という選択肢があった気がする。審査を通ると、購入希望を出してからだいたい1週間以内くらいに図書館に入荷され、その通知書が入り口の掲示板に貼られる。だから、購入希望を出したあとは図書館に入る際にその掲示板をチェックしなければならない。これがちょっと面倒というか。メールを送ってくれればいいのに、なんて思った。

 

2:映画などのDVDが借りれる

4階にDVD閲覧コーナーがあるのだけど、そこで映画やドキュメンタリー動画(プロジェクトXやプロフェッショナルなど)のDVDが数百本ある。邦画は少なめ。地味に毎年増えている。空き時間はここで映画を見ていた。初めてここを使って見たのはブリジット・ジョーンズの日記ミュンヘンだった。

 

3:図書とDVD、合わせて1度に10冊(枚)借りることができる

期間は図書→2週間、DVD→1泊2日(確か)。

実は、DVDを借りれるということを知らない人が多い。もはやTSUTAYAいらずといってもいい。DVDの購入希望も確か出来るのでは…それをする以前に観るべき作品が多かったので、それはやらずじまいだったが。

 

4:オンラインから貸出延長申請や予約が出来る

MyLibraryというサービスがあるのですが、これに登録すると上記のサービスが利用可能。普通に貸出延長をしようとすると、該当する本やDVDを図書館の受付に持って行って、そこで手続きをしなければいけない。が、これに登録すればネット環境が整っていればワンクリックで延長可能。1回の延長期間は規定の貸出期間と同じで、合計4回まで出来ます。つまり最高で本なら2ヶ月半、DVDなら10日くらい保持することができますね。

 

5:机にコンセントたくさんあり、図書館自体にwifiが通ってる

はい。そのまんまです。FREE SPOTですね。作業スペースとして最強です。

 

6:雑誌がけっこう豊富

1階の入って左側。なぜかわからないが女性ファッション誌がやたらと多く、女子はよくそれを閲覧している。スポーツ系でいうとNumberくらいか。ニューズウィークやTIMEなど、向こうのものもあります。 Newtonもあったし、文藝春秋週刊新潮週刊金曜日などとにかく豊富。男子のファッション誌はなかった。

 

◯悪いところ

1:どの個室が空いているのか、受付でわからない

 各フロアにガラスのパーテーションで区切られた個別学習ブース(コンセント、冷暖房付。PCありとPCなしがある。PCありは争奪激戦区)が50個づつくらい用意されており、1階or2階の受付でカードに記入することで使える。が、この受付時点で"何階のどの席が空いているのか"がわからない。なので、受付をして1階から4階全てのフロアの個別ブースを覗いても結局座れな位なんてことがザラだ。特にテスト期間。

受付の時点で"では、あなたは◯階の◯◯室を使ってください"と指定するだけでこの問題は解決できるのに。変わる様子がない。今はどうなのだろうか。

 

2:テスト前は学習に使えたもんじゃない

もう、とにかく五月蝿い。普段の静けさを考えればライブハウスくらいうるさい。そりゃあもう学習なんて出来たもんじゃない。グループで勉強している学生たちがひしめき、みんな騒ぐもんだから"別に自分達もちょっとくらい大きい声出しても問題ないや"という心理が働くのだろう。普通のトーンで喋る喋る。普段なら生じるはずの気遣う気持ちが、置かれた環境によって霞んでしまう最たる例。ただ、ほとんどテスト勉強しなかった自分からすれば、図書館使ってしっかり勉強しているあの人達は偉かったと思う。(ホントに、好きな科目しか勉強できない体質だったので)

 

3:ミステリーが借りられない

3年くらいのとき、京極夏彦を読みたくなって、調べた。蔵書の中にあることはあったのだけど、小説コーナーには置いておらず、"書庫"という地下の倉庫的なところにあった。なんだそれ、って思ったのだが読んでみたかったので受付に行く。が、借りられなかった。何でかは知らぬ。書庫にあるものは"卒論の研究"みたいな、学習において絶対必須なものじゃない限り借りれないんだと。シンデレラ・ティースもそうだったような…。ただ、これに関してはうる覚え。でも京極夏彦を借りられなかったのは事実。

 

これくらいですかね。なんせ卒業してだいぶ経ったので、思い出せないこともあるかもしれない。ただ、ここで思い出せないということはそのレベルの不満だったのだろうし、ここで無理にひねり出して書く必要もないかと思う。

 

とりあえず、図書館を理由に成蹊を選ぶような自分のような受験生の参考になればと思う。

 

では、今日はこんなところです。